「何を参考にして」「どんな練習」をしていいのか分からない。
そこで楽天市場・Amazonで「ドット絵」と検索。
表示された本を参考に独学しました。
この記事で紹介している本は現在、中古でしか買えない物ばかりです。
ドット絵の解説書を探している方は、本のタイトルを参考にしてもらえたらと思います。
ドット絵 プロフェッショナル テクニック
「ドット絵プロフェッショナル」は、ドット道というサイトの内容を、書籍化したものです。
著者の高野隼人さんの「ドット絵が好き」という、熱意が詰まったサイト・書籍になります。
基礎練習のやり方やテクニックの応用方法を学べますよ。
これからドット絵をはじめる初心者や、ドット打ちに悩んでいる中級者の方々は、ぜひ見てください。
「こうすればいいんだ!」と、気づけることがたくさんあります。
本の要約
「ドット絵プロフェッショナル」は、基礎・技術・実践の3つの段落で構成しています。
感想・気づき
「ドット絵プロフェッショナル」を読む前は、自分のドット絵作品の、完成度を高めたいと悩んでいました。
基礎練習やテクニックの応用方法を知りたい、勉強したい。
だけど何をすればいいかわからないと、漠然とした不安の中で試行錯誤していたのです。
この本を読んだことから、ドット絵を描くうえで大切な2つのことに気がつきました。
- 文章を読んで理論を知る
- 練習や課題をとおして、ドット絵を描く感覚をつかむ
「ドット絵プロフェッショナル」のおかげで、ドット絵特有の基礎テクニックを知ることができました。
Game Graphics Design ドット絵キャラの描き方
「ドット絵キャラの描き方」は、2Dゲームで使用するキャラクターの描き方がわかる本です。
コンピュータグラフィックス(CG)の中でも、ドット絵が描ける人を目指す内容になっています。
ドット絵独自のルールを学びながら、6種類のモンスターと3人のキャラクターを練習します。ほかに剣を振るなど、簡単なアニメーションもあります。
注意点として、2Dゲームで使う背景に触れていません。
あくまでドット絵キャラクターの描き方を身につけていく内容です。
本の要約
感想|1.線画 2.色塗り 3.影をつける 4.ハイライト 色トレス
「ドット絵キャラの描き方」を読んで、絵が完成するまでの順序が参考になりました。
この手順を応用し、描く時間と休憩のバランスを取れるようになりました。ただBMP形式のファイルがダウンロードできなかったことが残念です。2008年の本なので、サポートが終了したのでしょう。
そのためイラスト初心者は、色選びにつまずくかもしれません。
「RGB・Hexの数値」を載せてもらえたら、取り組みやすいと思いました。
それでも色選びはドット絵の醍醐味です。
中級・上級者になっていくため、色とパレットについての勉強はさけて通れません。僕も試行錯誤しています。ためになる情報があれば共有するので、一緒にドット絵を楽しみましょう!
基礎から匠のワザまで ドット絵の教科書
「ドット絵の教科書」は主に、Photoshopを使ったドット絵の描き方が学べる本だと思いました。
それは「下絵をトーレスする・ドット絵風のデザインを描く方法」など、EDGEに備わっていない操作が印象に残ったからです。
それでも基本的なドット絵の描き方を身につけることができます。
だから自分の使っているドット絵描画ツールできる練習課題をこなしていきましょう。
ちなみに僕は、EDGEとiPhoneアプリのドットピクトを使い、「64×64」のキャンバスサイズで練習しました。
本の要約
感想|デフォルメの練習方法を知った
「ドット絵の教科書」の基礎編を読んだことで、描き方を選んでいくという視点が参考になりました。
例えば、リアルな表現にするのか、見栄えや説得力を増すために描くのかは、表現したいものによって変わります。
- 影あり・なし
- アウトラインあり・なし
- アンチエイリアスあり・なし
これらを自分が表現したい作品によって描き方を選ぶという視点が参考になりました。
また応用編では「1つのテーマで、キャンバスサイズを小さくしながら描く方法」が参考になりました。
同じテーマの絵を「60×60」→「40×40」→「20×20」→「15×15」→「10×10」というように、省略する描き方です。
デフォルメの練習として、他のテーマでも描いていこうと思います。
特別編では、レイヤーわけによる制作方法が参考になりました。
イラスト初心者の僕は、キャラクターと背景をわけて描く方法を知りませんでした。初歩的なことだったのですが、この制作方法を知ってからより楽しく描けています。
ドット絵講座 R研究所
本の要約
感想|初心者でも真似しやすい内容
基礎編はドット絵に慣れ親しんでいくことを目的とした章だと思いました。
「32×32」のキャンバスを使って、真似しやすく簡単な練習課題が多かったです。
例えば、ドットを一つひとつ置いていくだけではなく、「○・□」を使って描く方法が知れます。
実践編は「色の扱い方」を学べました。
それは「アンチエイリアス・タイルパターン・質感」など、見え方の違いを練習できたからです。
例えばRGBにおける「中間色を決める計算方法」は、絵のセンスがなくても中間色を選べるようになります。
初心者におすすめ
経験のない状態だと、独学に必要なものすら分からない・検索できないと思います。そこで以下の記事を、参考にしてもらえたら嬉しいです。
①ドット絵の描き方本と、②お絵かきソフト(ペイントツール)に関してまとめてあります。
ドット絵の描き方本 10冊
ドット絵の描き方を独学したい人に向けて、「ドット絵の描き方」が学べる本を一覧にしました。自分に合う本を見つけたり、探す手間を省くために使ってもらえると嬉しいです。
独学の教材選びに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。
無料のペイントツール3つ
パソコンで使える、無料のペイントツールを3つ紹介しています。まずは無料で試すことをおすすめします。
「ドット絵が楽しい!レベルアップしたい!」と思えてから、有料ツールに切り替えても大丈夫です。
より上達するために
- なんとなく描いている
- 練習方法がわからない
- なんか飽きてきた
などを感じてきたら、「今より上達したい」ってサインかもしれません。
デッサンについて苦手意識がないほど、何も知らない状態でも、絵の上達を実感でる本があります。
ドット絵の練習をする前に取り入れたことで、自分の描く絵が変わっていきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(参考)
ドット絵の教科書 基礎から匠のワザまで, 著 西村将由 監修 きたみりゅうじ, 2006, ドット絵講座, R研究所, 2004, Game Graphics Design ドット絵キャラの描き方, 著 瑞穂わか 中村竜彦 キャラクターデザイン しのざきあきら, 2008,ドット絵プロフェッショナルテクニック ドット打ちからアニメーションまで, 著 高野隼人, 2005